ソーラーサーキット、それは自然の力を活用した家づくり

春・夏・秋・冬と環境の変化がある日本の暮らしで、四季の気温変化に応じた快適な居住空間を創り出すことのできるシステム、それがソーラサーキットです。

「ソーラーサーキット」=「外断熱・二重通気」

夏さわやかで、冬暖かい住みごこちを実現します。

「ソーラーサーキット」は、「外断熱」と「二重通気」を組み合わせた、独自に開発されたシステムです。
「外断熱」とは、家全体を断熱材で包むことで躯体の断熱 性能を高める、冬季に適した技術。
一方、「二重通気」は、躯体の中に設けた二重の通気層を使って気流をつくることで室内の熱や湿気を調節する、夏季に 適した技術。
つまり、二つを組み合わせることで、夏も冬も季節を問わずいつでも快適な住みごこちが実現できる、と考えました。

夏は開く 冬は閉じる

自然の恵みがもたらす「快適性」を活用するしくみ

二つの技術を融合させた時、床下と小屋裏にそれぞれ設けた開閉ダンパーが大切な役割を果たします。このダンパーを開けたり閉めたりすることで、室温や湿度を調節するのです。
太陽光や風など、自然のエネルギーを利用した技術なので、肌にも心にも気持ちよく、また省エネの効果も期待できます。

夏と冬の室温の違いを見てみよう

一日を通して快適で住む人にやさしい温度環境

一年を通して過ごしやすいソーラーサーキットの家は、一日の時間経過を見ても安定した室内温度であることがわかっています。夏も冬も、朝も昼も夜も快適な温度環境なので、エアコンの使用は最小限に抑えられます。
一方で天井・床・壁のみ外断熱の一般住宅では、外気とともに室温も上昇下降し、室温差も大きいためエアコンの使用頻度も高くなります。

測定条件

■ソーラーサーキットの家
福岡県 平成14年竣工物件 2階建・床面積 121㎡
夏 → 1階と2階をつなぐ吹き抜け上部から1台のエアコンで夕方から就寝時に冷房
冬 → 1階リビングのエアコン1台で夜間一時的に暖房運転でそれ以外は暖房なし。
■一般住宅(天井・壁・床のみ外断熱)
兵庫県 昭和54年竣工物件 2階建・床面積 93㎡
夏 → 1階と2階それぞれのエアコンで午後から就寝時に冷房
冬 → 1階と2階それぞれのエアコンで午後から就寝時まで暖房を間欠運転

外断熱といっても効果には大きな差があります

ソーラーサーキットの家は「屋根」「壁」「基礎」をすっぽり包む外断熱

上のグラフでもわかるように、同じ外断熱の家でもその断熱性には差があります。外断熱と言われる家でも、天井・壁・床のみの外断熱工法も少なくありません。
快適性に徹底的にこだわり、「ソーラーサーキットの家」は家をまるごとすっぽり包む外断熱工法にたどり着きました。この外断熱工法と二重通気によって、一年中過ごしやすく、室内のどこにいても温度差の少ない環境づくりに成功したのです。