建物の歴史

日本建築の基礎は仏教伝来と共に入ってきた寺院建築にあると思います。
仏教の教えと共に寺院を建設するために瓦を焼く技術、彫り物、構造等
仏教の伝来がなかったら高度な技術も入ってこなかったと思います。
逆に中国の寺院を観るとレンガで壁が出来ていたり瓦の進化がなかったり
日本は中国伝来を日本の気候風土に合わせ進化した今を見ることができます。
瓦は木の筒に土を塗り付け乾かし焼きますから曲がった1つの型を組み合わせ
屋根を作りますが雨の多い日本では瓦1つとっても棟や平や端部すべて形状が
違います。中国では瓦の繋ぎにセメントモルタルを使いますが、地震の多い日本では
柔軟性ある漆喰を使います。今日本では世界中の建築様式が輸入させていますが
雨が多く地震の多い日本では、直輸入ではなく、気候風土への配慮が必要になります。