瓦について

最近市内の雑木林を調査しているので、おのづと瓦がめにとまります。
昔は瓦は土葺きといって杉皮の上に土を盛って瓦の下地としていました。
近代は瓦算といって木を打ち付けそこに瓦を引っ掛けて施工しています。
私も学問の上では土葺きから引っ掛けは屋根の軽量化につながり耐震上も良くなったと
認識していました。住み心地と耐震化は相反します。
屋根の厚みが増すほど断熱性能は上がります。瓦に比較したら鋼板は物の数ではありません。
瓦は50年手入れが要りませんが、鋼板では20年がせいぜいです。
建築材料に100点はありません条件の中でベストの材料を選びたいと思います。