書籍の紹介 「江戸の間取り」彩図社

江戸城、武家地、大名屋敷
町人地、寺社地、江戸郊外
江戸は武家地が70%、町人地が15%、寺社地が15%
大火を教訓に防災都市化を進め、これにより江戸は急速に膨張する。
郊外が宅地化され町人の人口が急増して百万都市へと成長する。
浅草寺には150を超える神仏が祀られており、それぞれの信者が
ひっきりなしに訪れたため毎日が縁日の状態だった。境内には飲食店も
多数並びショッピングセンターのような賑わいを見せた。
江戸時代の寺社は芝居や寄席などが催されるイベント空間だった。
風が強くほこりをかぶりやすい江戸では安価に利用できる湯屋が
人気を集めた。現代とは異なり湯で体を温めた後に流し場で体を洗った。
男湯の脱衣場は2階にあり社交場として機能した。

江戸での生活が手に取るようにわかり現代ともリンクしているようで
ためになる一冊でした。