屋根のお話

住宅の屋根の材料は、瓦、鋼板、セメント系板の3つが主流です。
地震の問題が取り上げられるとき荷重の重い瓦は悪者扱いされます。
鋼板系は軽いのですが、雨の音や熱伝達を考えると下地に断熱や消音に
配慮が必要になります。セメント系の薄い板は、建売住宅で多用されて
いますが、塗装が切れる10年後くらいから劣化が進み塗装をするか
現状の上に鋼板系の屋根を葺き直すかで対応しています。
なぜこのコンクリ系が多いのかは、単価が安く、軽量だからですが
当社では使いたくありません。
瓦は土を固め焼いたもので、厚みがあり瓦1枚1枚は連結していませんので
部分補修もでき、夏の暑さ、冬の寒さ、大雨、普通の地震でしたら50年くらいは
耐えられるので雪国を除けば瓦が日本の風土に適した材料かと思います。